つい先日、木工作家の南さんのご紹介をしましたが、こちらの永島義教さんも2019年の「灯しびとの集い」でお声がけした作家さんです。名刺交換をした後日、こちらからコンタクトすべきところをわざわざお電話いただくなどとてもご丁寧な対応をしていただいております。
ご注文から少し時間がかかりましたが先日お届けいただきましたので作品を写真でご紹介します。
永島さんは東京都昭島市に工房を構え、鍛造と呼ばれる手法で金属のカトラリーやプレートを制作をされています。鍛造は金属を叩いて成型しますが、永島さんの作品は槌目という金属表面の打痕跡をデザイン的に取り入れ、長く使い込んだようなエイジング加工が特徴です。
カトラリーは大きく分けると2つの処理で展開していて、一つがこの「いぶし」処理です。
マットな質感のステンレス製で、その名の通りくすんだ鈍い銀色で落ち着きのある金属の質感に目を引かれます。
次にこの「zemmai」処理。こちらもステンレス製ですが焼きによるエイジング加工で処理をし見た目には錆のような赤褐色に見える部分もありますが実際に錆びているわけではありません。
柄の部分にはゼンマイのような処理がされているのも特徴です。
私が5年ほど使っているスプーンがこの写真の下側のものですが、よりマットで落ち着いた色に徐々に変化してきています。ステンレスなので一切気を遣わないで使えるのが本当に楽です。使った後シンクに置きっぱなしでも何も気にすることはありません。
オンラインストアに永島義教さんの作品を掲載していますので気になる方はぜひご覧になってください。
□永島義教さんの作品のオンラインストア販売ページ