2017.10.07

林拓児 個展


hayashi-takuji-exhibition-2017-B

展示会中はたくさんの方々に足を運んでいただきありがとうございました。
現在online shopに林拓児さんのうつわ多数掲載中です。
どうぞよろしくお願いいたします。



林拓児作陶展
【展示期間】2017年10月7日(土)〜10月15日(日)
【作家在廊】10月8日(日)
【営業時間】土日祝 11:00-19:00  平日12:00-18:00
【定休日】展示会中無休(予定)

展示会から取扱を始めさせていただく林拓児さん。

展示会用DMは9月はじめに出来る予定です。

林さんの貫入シリーズのうつわの貫入とは、うつわの表面を覆う釉薬のひびのことです。
うつの素地とその上に施される釉薬は素材も異なりますので膨張率の差など、性質上の差異があります。
うつわが焼きあがった後の冷える工程において、釉薬に細かいひびの入った状態がいわゆる貫入で、その他にも貫乳,開片とも。一種の装飾的な要素となっています。
林さんのうつわでは、この貫入に栃渋を染み込ませることによって詫びたアンティークのような見た目を表現しています。
一方で、こうした処理がなされていない陶器のうつわでも、目止めがなされていない状態では、ゆっくりと貫入内部に食事や飲み物の汚れ等が沈着し徐々に色が変わっていくものもあります。
この汚れを嫌う方は、目止めをすべきですが、この過程を育てるといい、変化を愉しむのもまたうつわの魅力ではないでしょうか。
林さんの貫入のうつわも、使っていくうちにだんだんと貫入の色も濃くなっていきます。
ぜひ長く使っていただき、自分だけのうつわに育ててみてください。

 

hayashi-takuji-exhibition2017-01

初めてお会いしたのは5年前。当時は開店準備のために、興味のあった作家さんにアポイントをとってお話させて頂くということをしていました。
写真はそのときから愛用している〈黒釉楕円皿大〉。カレー、サラダ、パスタなどなど。

photo:Pentax K-1, smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8


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