2015.01.19

金継ぎ


かれこれ数ヶ月漆で継いで治している器たちがあります。
渡邊仏壇店の塗師として仏壇の制作、修復を生業とする傍ら、作家物の器を取り扱うギャラリー八草を経営する渡邊嘉久さんのもとで金継ぎをしているのです。

IMGP8913

金継ぎ自体は一昨年からさせて頂いているのですが、現在治している器を昨年の夏に漆で継いでいるときにべったり手についてしまい、それからは触っていなくても空気中の漆に反応するのか金継ぎするたびにかぶれの症状が。。。初めてかぶれた時は完治までの一ヶ月間、痒くて眠れず、患部が膿んできたりと地獄のような日々でした。いまではそこまでひどくかぶれないのがせめてもの救いです。

IMGP8916

IMGP8918

漆でくっつける→乾かす(一週間ほど)はみ出した部分を削ってまた漆を塗る→乾かすを繰り返し、数ヶ月してようやく金粉を蒔ける状態に。

IMGP8927金だけでなく、銀や錫を使って銀色の景色も作れます。

IMGP8924こちらは銀粉

IMGP8930こちらは金粉。

これからまた漆を上から塗って、乾かして、磨いてようやく完成です。
時間も労力も、大変な作業の金継ぎ。

「治してでも使い続けたい」

あふみ舎でも、そんな器や生活雑貨を見つけていただければ嬉しいです。
【ギャラリー八草】
〒526-0053 滋賀県長浜市宮前町10-12
TEL/FAX 0749-50-3534
http://yatsugusa.com/
八草さんでも金継ぎ教室していますし、金継ぎによるお治しもされています。
あふみ舎もしくは直接八草さんにお問い合わせください。

 


categories : blog
sponsered Link